2011年03月

パリのカフェ

 朝9時45分、銀座みゆき通り(高校生の頃が懐かしいネ)のカフェ、AUX BACCHANALESで朝食。サラダ、ベーコン、オムレツ、オレンジジュース、トーストしたバゲット、コーヒーのセット。この店、雰囲気はまるでパリのカフェにいるようで(トイレのタイルもパリの地下鉄で使っているものとデザインは一緒だ)、昨夜のソウルとは別の異空間だ。1995年に、「本場の賑わいと味わいが息づく空間の中で、フランスの大衆食文化を伝える」とのコンセプトでオープンした原宿店は6年前に閉店しているが、現在は都内に5店舗、京都、博多と計7店舗を展開している。

 私などはパリに滞在中、現地のメジャーなカフェめぐりの際に感じる軽い緊張感をまったく感じさせないこの店などは余程くつろげる。時間も早かったせいか客もまばらで、開放的なウインドウ越しに見える泰明小学校や、通行人の姿を眺めながらののんびりとした朝食を愉しむ自由時間は素敵だ。

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 久しぶりのカフェ時間を堪能してから近くのモザイクビルでお気に入りの雑貨ショップ数店をチェック。その中の一店、「キャトルセゾン」でアンティーク仕上げのフレームを購入する。我がベランダの白くペイントした杉板に取り付けたい。銀座のお隣、日本橋に移動して三越、高島屋とチェック。やはりここでも三越のロイズアンティークでストーンメイドのラビットを購入する。4200円だが、300円プラスして払って宅配をしてもらう。

 家に帰りPCを立ち上げると図書館からメールが届いている。予約しておいた図書が用意できましたとのことだったが、今回は5冊だ。返却期限までに読み切れるか?ちなみに今回同行した本は、「昔日の客」関口良雄著でこれも図書館にオーダーした本。用意できた5冊の本は下記の通り。

「写楽 閉じた国の幻」 島田荘子司著
「逃げる中高年、欲望のない若者たち」 村上龍著
「モーツアルトの陰謀」 スコット・マリアーン著
「私の松本清張論」 辻井喬著
「津軽百年食堂」 森沢明夫著

 他に予約をしている本は以下の通り。
「無垢の博物館上下」 オルハン・ハムク著
「高浜虚子 俳句の力」 岸本尚毅著
「私の俳句修行」 アビゲール・フリードマン著

餃子&参鶏湯

  中野サンプラザで勉強会。近くのバス停(7時56分)から会場まで(到着時間9時50分)と、いいタイミングだ。午後の3時半に今回で3回目の勉強会終了。で、前回と同じくサンプラザ前のバス停から新宿西口へ。OZONでインテリアショップを定点チェック。その後京王線で幡ヶ谷へ行く。ここは私が30歳の頃に一年ほど住んだ町だ。新宿で8年間経営したバーを閉店し、人生の区切りをつけるべく一人になって現在の仕事につながる職場を見つけ、転職をした。

 当時はやりたい仕事が見つかるまでのつなぎと思ったが、ここで私自身の意外な才能(職能?)を発見したのだ。雑誌の編集者とかサービス業、カフェやギャラリーの経営でも手腕は発揮できたと思う(?)が、しかしこの時の仕事で結局生業として現在まで生きてきた。この先も今の仕事をマイペースで続けていくつもりだ。

 幡ヶ谷の南口をしばらく行くと酒屋の2階に餃子の店、「您好ニイハオ」がある。いくつかの雑誌で日本一おいしい餃子として紹介されている店だ。5時半の開店時間早々だったせいか客は私一人。小ざっぱりしたカウンターに陣取り焼き餃子と水餃子をそれぞれ一人前づつ注文する。さっそく眼の前で女の子が餡を皮で包み調理してくれる。待ってる間、店主がどうぞと新聞を私に手渡してくれた。

 運ばれてきた餃子は写真で見るように小ぶりで、ちょうど一口で食べられる。皮が薄く、肉の旨みと野菜のシャキシャキ感が味わえる。ニンニクの臭いがしなくてさっぱりとしているので女性に好まれそうだ。この店、「焼き餃子と名画座」平松洋子著に詳しく紹介されているが、本の中に出てくる店のどれもが美味しそうでつい行きたくなってしまう。

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 計16個の餃子でお腹も満足なのだが、まだ時間も早い。で、新大久保のコリアンタウンへ向かう。ソルロンタンが食べたかったのだが、目指した店は私のような一人客は敬遠するので入れない。金曜日の夜でもあり、卒業式の流れだろうか町の中は若者でごった返している。路地を歩くとまるでソウルの裏道に迷い込んだかのような気がする異空間だ。どうにか空いている店を探し、一人でもオッケーというので入店する。参鶏湯のハーフを注文したが味のほうは平坦。観光客の多いソウルは明洞の、「百濟参鶏湯」あたりと比べても月とすっぽん。ソウル行きたい。

地震だ


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 11日昼過ぎ。図書館へ借りていた本の返却に行った帰り道、ゆらゆらっと立ちくらみのような現象。周囲を見ると電柱が激しく揺れている。地震だ、と思った。近くのコンビニに立ち寄ると商品棚から商品が床に散乱している。今まで経験したことのない規模の地震だと感じたが、案の定帰ってテレビをつけると様々な情報が映し出されていた。

 夕方、明日の勉強会の予定を問い合わせするが電話が不通で連絡が取れない。手の打ちようもないので連絡待ちをするが、じっとしている気分でもない。近くのホームセンターに出かけてイエローの砕石を買ったり、購入した杉板にペイントをしたりして過ごす。結局、2日間で写真のように鼠の額のごとき我がベランダを整理する。当面仕事の予定もないので、この2,65m×2,65mのスペースをああでもないこうでもないと工夫することに集中する。

 昨日の昼過ぎにどうやら通話が可能になったようで、AやMから連絡がある。夜遅くには弟から母親の状態は心配ないとの連絡もある。ありがたい。が、被災した方々には多くの苦労が待っている。テレビを見ていてもし自分がその状態だったら、と我が身を置き換えて想像するとおもわず眼頭が熱くなる。今日から計画停電も実施されるようで不安定な生活を送らなければならなくなる。こう書いている今でも地震が発生する。テレビを見ると千葉市は震度5と報道がある。しばらく外出は控えよう、そう思った。

フランチャイズショー

 朝は伊勢丹会館内のコーヒーショップ、「バン」のモーニングセットですませ、モノレールのゆりかもめで東京ビッグサイトに向かう。「フランチャイズショー」が開催されているのだが、同時開催の「JAPAN SHOP」、「建築・建材展」、「SECURITY SHOW」などもチェックする。会場でもらった手提げバックは会場内の各ブースで手渡されるパンフレットなどですぐに重くなってしまう。足もかなり重い感じで、昼過ぎには会場から出る無料のシャトルバスにて東京駅(30分)に向かう。

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 丸の内ビルディング内の蕎麦屋、「一茶庵」で遅めの昼。春野菜天ぷらそば(1,680円)を注文するがやはり美味しい。「コンランショップ」、「プランツプランツ」などをいつものようにチェックしてから外に出る。丸の内ブリックスクエアでチョイ休憩の後、京葉線で千葉に戻る。

 家に戻り、荷物を置いてすぐ車に乗り近くの大型ホームセンターに行く。183cmの杉板10枚(一枚60円安い!)を購入。係りの人に10枚全部132cmにカット(50円)してもらい車に積む。明日、ベランダの壁面をこれで囲み、白くペイントするつもり。

ポルノ?

 昨日、確定申告を終えてやれやれと一息ついていたところへMがやって来て、カラオケにどうしても行きたいとの仰せ。明日は2回目の勉強会が中野で10時からあるのでと告げるのだが、1時間でもいいのでというので夜の10時過ぎに近くのシダックスへ。結局30分延長して1時間半のカラオケと相成った次第。それでもMはまだまだ足りない素振りだが、私に遠慮したようでお開きとなる。Mを実家のある土気に送り、私は家に戻り支度を済ませてベッドに潜り込んだのが夜中の3時になってしまった。

 そのせいというわけでもないが、今朝は7時に起床して8時のバスに乗り勉強会の開催場所の中野サンプラザに出かけるが、受講中眠くなったらどうしよう、などと考える。京葉線の車中、座ることができたのでバックから図書館にリクエストして借りた本、「アダルト・エデュケーション」村山由佳著をとりだす。到着まで眠くなることもなく12の短編中2作を完読。それにしてもこの本、内容はまるでポルノ。車中で大っぴらに読むにはチョイはばかれるが、村山由佳さんは離婚して心境の変化著しいのかハジケぶりがいい。

 ところで勉強会の最中に地震があって7階にいた私たちはかなりの揺れを感じた。おもわず先日のニュージーランドの地震を思い出してチョイびびってしまう。私にとってクライストチャーチのあの大聖堂はなじみのあるところ。以前勤めていた会社の現地法人がクライストチャーチにあったので、出張のときに近くのホテルに数日滞在した際、いく度となく礼拝をしたり、近くの市民公園では毎朝ジョギングをした。仕事での滞在だったのだが自由な時間もあったのだ。人柄のいいニュージーランド人社員たちとの交流などもあったので心配なことだ。ふと、そんなことを思い出した。

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 前回と同じように3時半に勉強会が終了すると私はバスに乗り、新宿に向かう。西新宿のロータリーから、リビングデザインセンターOZONEへ行こうと思い歩く。上の写真は途中経由した都庁の中庭に屹立する彫刻、「アダムとエヴァ」池田宗弘作だ。都庁にはこの他、彫刻やレリーフなど38点を見ることができて、散歩にもいい。この広大な都庁(だけではないが)の都知事選挙がもうすぐ始まる。今時点での立候補者の顔ぶれを眺めるとイマイチの感が否めないが都民は一体だれを知事に選ぶのだろうか。

 さて、新宿パークタワーに着くとなんと本日水曜日は休館日といわれトホホなことに。しかたなく、新宿駅までシャトルバスに乗りUターン。結局、いつも通りの定点観測をスタート。途中、ディスクユニオンのジャズ館に立ち寄るが、いつもながら店内の音響の良さにうっとりする。シンバルの微細なる高音逃さず透き通っているし、ウッドベースの低音もかぎりなく腹の底に響いて我が自宅のオーディオとは月とすっぽん。金額的には100万円近くかけたのだが、満足する音質にはなっていないと少々不満なのだ。やっぱりスピーカーはJBLでないとだめなのか、とかコードに問題があるのだろうか、とかウジウジ考えてしまう。なんとかこの不満、解決したい。本日、新宿泊。

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