2006年06月

ストレスフリー

朝食:ホテルPKのプールサイドビュッフェで(パン、フルーツ、オムレツ、コーヒー)
昼食:JAL71便機内食(ポークカレーライス、煮物の盛り合わせ、日本蕎麦、コーヒー)
夕食:機内食(冷やしきしめん、りぞっちゃゼリー、コーヒー)

 ホテルをチェックアウトして、ホノルル空港へ。11時50分発のJAL71便にて成田に向かう。たしかに、あっという間の短いホノルル滞在だったが、充分リゾート気分を堪能できたし、久し振りのハワイを満喫できたと思う。水着になって、ワイキキの海で泳ぐといった行動は日焼けを避けてとらなかったし、買い物も何もしなかった。が、行く前に感じていたチョイとした億劫さなど、吹っ飛んでしまうほどエンジョイした気分。

 リタイヤでもしていれば、また違った気分の味わい方をするのだろうが、現在仕事をもっている身としては、これがぎりぎりの選択。これはこれで私的には充分満足だ。飛行機のなかも退屈などせずに、アッという間の移動時間だった。映画を観ていたせいもあるかもしれない。

 2本観た。韓国映画の、「美しき野獣」と、「アメリカ、家族のいる風景」。「美しき野獣」のほうは、クォン・サンウ、ユ・ジテの出演。〈機内エンターティメントのご案内〉に、こうある。〈裏社会の組織に義弟を殺された凶悪犯罪捜査班の刑事チャン・ドヨン。組織の撲滅を誓った彼は、エリート検事と共に執拗に事件を追うが、組織を操る黒幕が警察の上層部や政治家に圧力をかけて捜査を中止させようとする〉。めずらしく韓国ドラマを観るが、ストーリーはクサイが、なかなか面白いと感じた。下手な日本映画などよりも数倍面白い。このままだと、日本映画、韓国に抜かされまっせ。

 「アメリカ、家族のいる風景」のほうは、〈かって放蕩のかぎりを尽くした落ち目の西部劇俳優が自分の子供の存在を知り、昔の恋人のもとを訪れる〉サム・シェパード、ジェシカ・ラングが共演。ドラマの後半から、どんどん面白くなる。台詞もいい。昔、いたずらっ子だったり、現在もいたずらっ子だという中年以上の男には途中ウルウル状態になること間違いなし。

 さて、カレンダー上は28日の午後3時の成田に飛行機は到着した。空港に停めておいた車を呼んで、会社に直行する。仕事モードに、頭の中を切り替える。誰も知らないわたしのハワイ休暇。ゆえに、気持ち軽やかにスムーズに仕事にとりかかれる。現在、ストレス度はゼロ。

今朝、ホテルPKの窓からの眺め

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豪華客船

朝食:シェラトンモアナサーフライダーのバニヤンベランダ(モーニングプレート)
夕食:スター・ホノルルのザンセット・ディナー(ステーキ、ロブスター、サラダ、他)

 遅い朝食を、P・Kと同系列のホテル・シェラトン・モアナ・サーフライダーのバニヤンベランダの海辺寄りのテーブルでとる。「ホノルルの貴婦人」と呼ばれるこのホテルの持つ、コロニアルな雰囲気が好きだ。ご存知の方は賛同される方も多いでしょうが、庭をわたる爽やかな貿易風と潮騒が風情を醸し出し、小説家スティーブンソンが、あの木の下で「宝島」を書いたなどと説明されたりすると、さもありなんと納得してしまう。

 モチロン、オアフ島には観光客の喧騒を知らない上級者好みの“カハリウッド”と呼ばれる高級リゾート地の、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」や、プレスリーも愛したノースショアの大邸宅、「ザ・サリバン・エステート」などのワンランク上の天国に近いホテルは多い。が、わたしの場合のホテル選びは、懐具合と休暇の長短具合でいつもこのワイキキ周辺に落ち着いてしまう。いつか誰かと本当のハワイリゾートをのんびり楽しみたいものだ、と思う。

 今夜は、昨夜ドンホーの店の前に停泊していた巨大観光船、「プライド・オブ・ハワイ」が目の前で出港する光景に出合ったことに刺激され、あわてて予約した、「スター・オブ・ホノルル」でのサンセットディナーの3時間を楽しむ。ちなみに、「プライド・オブ・ハワイ」のほうはNCLアメリカの最新船にして米国籍最大の客船。乗客2466人、クルーメンバー1000人という収容力を誇る。この船の命名者はこのハワイ島内クルーズを支援した日系上院議員のダニエル・K・イノウエ氏。「プライド・オブ・ハワイ」には他に2人の姉妹がいる。長女は、「プライド・オブ・アロハ」(7万7000トン、2004年就航)、次女の、「プライド・オブ・アメリカ」(8万1000トン2005年就航)だ。この姉妹たちに比べ最大の、「プライド・オブ・ハワイ」はまるで5階建てのビルを仰ぎ見るようで思いっきり圧倒された。

 さて、ディナークルーズのほうは過去にも参加したことがあるので外れる心配は無かった。料理、スタッフたちのホスピタリティともに優秀。船上のショーも明るく楽しくて、ホノルル湾を一周して帰り着く頃には、最初はシャイで、盛り上がりにくい日本人観光客たちだったが、船のスタッフやステージの出演者たちの巧みな誘導でとうとう(老年カップルと、ハネムーナーが多い)ジェンカを踊り、YMCAで盛り上がってしまう。してやられたりってとこか。

シェラトン・モアナのバニヤンベランダから
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疑似男買い

朝食:ホテルPKのプールサイドで(サラダ、チャウダースープ、コーヒー)
昼食:カフェ・マリポサで(クラブケーキ、パイナップル・パンナコッタ、アイスティ)
夕食:ドン・ホーレストラン(シーザーサラダ、盛り合わせプレート、ビール)

 そうそう、書くのを忘れたが昨夜は土曜日のメイルデビューがあると思い、マジックショーの帰りにインペリアル・オブ・ワイキキ地下のクラブ・ザ・セラーに行く。メイルデビューとは男性ダンサーによるストリップショーのこと。モチロン、以前からお断りしているように、わたしにその趣味はありませんが後学のためです。というより単なるミーハーなんですが、好奇心と少しの冒険心は人生をエンジョイするための必須アイテム。

 8時半にショーは始まるが、クラブに続々と集まる客の殆どが米国雑誌の、「セブンティーン」のモデルにしてもおかしくないようなアメリカンビューティー揃い。100人はいただろうか、一体どこにこれだけいたんだというような大量の美形ティーンエイジャーが、ショーの始まる直前になると耳を劈くような、あらん限りの嬌声を上げて肢体をくねらせ始める。いったい何が始まるのか、気分が盛り上がってくる。で、ショーが始まるともうこれは言葉では表現できない程の、そう、スポーツの応援のための大声のレベルを遥かに超えた、あらん限りの声援を男性ストリッパーに送る。わたしの耳はジーンと痺れる。

 エントリーをした女性客は、数枚の一ドル札を口、ブラジャー、パンティーラインなどに挟み込んで、一枚ずつセクシーダンスを踊る男性ストリーッパーに口ではさんで抜き取ってもらう。その際、身体を密着させるので、そのスリルと際どさが刺激なのだろう。仲間のその姿態に大声で声援を送りながら、彼女たち自身も恍惚として盛り上がりはピークを幾度も迎える。エクスタシー+ヒステリーの饗宴だ。完全に、完璧にストレスを発散している。

 不思議なことに、男性ストリッパーに美形はいないし、色の濃い薄いの差はあれど皆、黒人。で、私は思った。つまり、ここでは安全&安心してマッチョな男をペットに出来るのだ。ホンの数ドルで、十代の彼女たちが男の優位に立てる、あるいは買えるという模擬学習が行なわれているのだ。ダンサーがもし白人だったらあれほどの盛り上がりも無いだろう。ゆえに、ティーンエイジャーたちに意識には無いだろうが、深層には蔑視という名の闇が横たわっているようにも感じる。本音を言えば、それがあるから人間社会はある部分、進歩を遂げてきた。

 この夜、客は全員若い白人女性で、黄色のオヤジはわたし1人(と同伴者の女性)だけ。が、誰もそんなことは気にしていない様子。まことに頼もしい。それどころか、女の子の数人はわたしに密着してきて、仲間がエントリーするので2ドルをカンパしてくれと懇願する始末。あっけらかんとしていて、爽やか。わたしが彼女たちの親だったら、安心してこのクラブに送り出してやるに違いない。土曜日の一日だけだし、10時半にはちゃんと御開きになってしまう。しかも男は皆無なのだ。どこかの国のような援交なんていう言葉も無いだろうし、セックス目的のクソガキたちのオモチャにされる心配もない。ホストに貢いで風俗に身を落とす心配もない。

 さて、今朝だ。時差の疲れもあるのだろう。10時過ぎに目を覚ます。カーテンを開けると、抜けるような青空が飛び込んでくる。海には白いヨットが数隻見える。本日もハワイは快晴だ。ホテルのプールサイドでランチをすませると、タクシーに乗ってアラモアナ・ショッピング・センターへ行く。ここで、数時間を費やす。ニーマン・マーカス・デパートのカフェ・マリポサの落陽の美しさは有名だ。同伴の女性といっしょにうっとり、しみじみハワイを堪能する。

 アロハタワーにて夕食。ママラ湾に面してオールドハワイの風情が漂う、ドン・ホーのレストラン。丁度、店内で地元の喉自慢カラオケ大会を開催中。懐かしい曲(シナトラ、サミーデイビスジュニア、プレスリー、ハワイアンの名曲の数々)が、軽快な司会のもとで、繰りひろげられていた。素人ながら皆さん肩の力が抜けていて上手。ホント、30年から40年前の懐かしのハワイを彷彿とさせて楽しめた。

クラブ・ザ・セラーの大盛り上がり男性ストリップショー
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’06ハワイ

朝食:JAL74便機内食(ビーフ、蕎麦、フルーツ)&(サンドイッチ、コーヒー)
昼食:ハワイハレクラニホテル(オープンサンド、コーヒー)
夕食:マジックディナーショー(ステーキ、ロブスター、ケーキ、コーヒー)

 24日の午後9時半に成田を出発するが、日付変更線でもう一度24日に戻ることになる。なのでホノルル着が午前9時半。ちょいとハワイへという感じで来てしまったが、空港でタクシーに乗り、予約しておいた宿泊のシェラトン・プリンセス・カイウラニ・(以下P・K)ホテルへ。チェックインまで時間もあるので、荷物をクロークに預けて早速ビーチに向かう。

 カラカウア通りを横切り、シェラトン・モアナ・サアーフライダー・ホテルのロビーを抜ける。すると、前庭に大きく葉を広げるバニヤンツリー越しに真っ青な海と空、輝く太陽、椰子、金髪の若い女性の水着姿、砕ける波の音と嬌声が一挙に五感に襲い掛かって来る。ああ、ハワイに来たという実感が湧いてくる。ここ数日間、頭の中にわだかまっていた何かが、ハワイの青い空目指してスコーンと抜けていく。思いつきでハワイに来てしまったがいい選択だった。

 ハレクラニホテルまでカラカウア通りをぶらぶら歩く。ホテルに着き、甘い貿易風が爽やかに吹き抜けるプールサイドのテラス席でゆっくり昼食をとる。このランチスタイルはわたしのお気に入りだ。なのでたっぷりと時間をかけて楽しんだ後、会計を済ませプールサイドから砂浜に降りて靴を脱ぎ、裸足でホテルP・Kに戻る。3時、チェックイン。部屋は10階のオーシャンビュー。ここ、ワイキキのど真ん中に位置していて何処へ行くにも便利。スタンダードなタイプだが、気取っていないので使いやすい。過去、十数回はハワイに来ているが、このホテル、6年ぶりの今回で5回目の利用となるハズ。

 さて、夜は今更だが観光コースの定番、「マジック・オブ・ポリネシア」へ行く。なるほど、ロングランで続いているショーには何かしら見所があって、多くの観客に支持されている理由もわかる気がする。充分楽しめた。

            着いた日のワイキキの浜辺(天気がよくて風が気持ちいい)
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