朝食:レーズンパン(フーケのプラムジャムと) 茹でソーセージ 目玉焼き 紅茶
昼食:カップヌードル おにぎり一個 焼き芋菓子2個
夕食:鯖寿司 鯖塩焼き 胡瓜の漬物 味噌汁(豆腐、若布、葱)
どうにも夜中の一時半ころに起きてしまう。直らない時差ぼけ。仕方なく居間で本でも読もうと思ったが、テレビをつけるとスカパーで、「永遠の愛に生きて」を上映している。アンソニー・ホプキンスとデブラ・ウインガーの出演だが二人のファンである私は本よりも映画を観ることにした。
「ナルニア国ものがたり」などで知られる童話作家C・Sルイスの物語。彼はオックスフォードで文学を講じ、また、キリスト教研究でも名高い、現代の賢者とも呼べる高潔な人物。象牙の塔にこもり、退役軍人の兄と二人暮らしの彼は、女性とほとんど没交渉の生活を送っていた。ある日、彼のファンだというアメリカの女性詩人ジョイ・グレシャムの訪問を受け、彼はそのおおらかで自立した意識に戸惑いつつも次第に彼女に魅かれていく」
イギリスの美しい風景をバックに、オックスフォード大の内部が舞台に繰り広げられ興味深い。ストーリーはホプキンス演じる堅物教授が紆余曲折ありながらジョイと結ばれていく様と、彼女の死により今までの象牙の塔にこもっていた自分が本当の(あるいは現実の)愛に目覚めていくという過程を描いたもの。生きるとは、愛とは、神とは、人生とは何かということを観ている観客とともに考えさせる映画。
死を前にしていうジョイの言葉、「こんなに愛していいの?後がつらいのに」に泣ける。残された息子と教授が屋根裏部屋で、悲しみにくれて二人で号泣する場面になるとついに観ているこちらの涙腺もあふれ出す。「経験とは残忍な試練だ。そのことによって人は成長する」のセリフもいい。とくにラストのシーンが美しく感動的だ。
ジョイを演じているデブラ・ウインガーは少し前に「デブラ・ウインガーを探して」というインタビューだけの映画のヒットで再度クローズアップされた。私は白人優先思想の団体KKKを描いた、「背信の日々」、ロバート・レッドフォードと共演した「夜霧のマンハッタン」、シャーリー・マックレーンとの「愛と追憶の日々」などにでていた彼女が好きで本来ならもっと映画にでてもらいたい女優さんのひとり。突然彼女がスクリーンから姿を消した理由は、「デブラ・ウインガーを探して」のなかに詳しい。
追記:現在は朝の5時です。さっき朝食を作って食べたので昼前にはお腹が減りそう。もう寝られないのでこのまま会社に行くことにする。ホントこの時差ぼけいつまで続くことやら・・・。