2003年12月

トップスリー

朝食:トースト 目玉焼き2個 紅茶

昼食:カレー蕎麦

夕食:鯛焼き2個 膾 盛り蕎麦

 

 正月の食材を駅構内のペリエで買い家に戻る。いつものように紅白歌合戦を観ながら年越し蕎麦の夕食。裏番組のK-1はビデオ録画する。

 一年の終わりをひとり静かに過ごす。思い返すと今年一年の個人的ニュースのトップは親父が亡くなったことだろう。覚悟はしていたがあっけなかった。寂しい。

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番目はショップの開店で以前からやりたかったことをついにやり遂げたという感が強い。

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番目が息子とのイギリス・北欧旅行といったところか。楽しい思い出をストックできてうれしい。どうか来年もいい年でありますように。

 

ショップの納会

昼食:カツサンド 紅茶

夕食:スタッフ4人と納会 つまみ数種

 

 夜、明日から暮れ正月の休みに入るので店の納会。西千葉駅前の居酒屋で5人集合。最初は店に集合したのだがスタッフ同士のシフトの件や、勤務時間の件などでいくつか問題がでてきて、なるほどやってみなければわからない問題も発生するものだということを知る。

 しかも女四人集まるとやはり人間関係の問題もチョイと発生しているようで、当たり前のようでそうでないような不思議な気分。小さなショップのごたごたした問題に発展することもないと思うが、なにか意外な気がする。もちろん、深刻な状況ではないので私は楽観しているが当面する問題の解決は即求められている。というわけで納会は会社のように2次会に発展するまもなく店を出るとあっという間に「よいお年を」と解散する。

今年の年末

朝食:きのこ炊き込みご飯 若布の味噌汁 しめ鯖

昼食:天ざる蕎麦

夕食:塩ラーメン

 

 昨夜はほぼ徹夜近い夜明かしになってしまった。数十年ぶりに10時ころ起きる。店へ行くとお客様がかなり来店されている。常連のカントリースタイルのアンティーク好きなお客様や、近くの歯医者の女医さんが友達と連れだって訪れたりしている。もう少しディスプレイに強いインパクトがあったほうが良かったかなとも思ったが何しろこのくらいが限界。どうやら好評なのでチョイ胸をなでおろす。まっ、発展途上の店なので徐々に変化をさせ進歩させるつもりだ。

 

 とにかく忙しい年末だった。サスガにショップを運営しながら会社も経営ということになると、今までのように楽してるわけにはいかない。会社の忘年会に出てから2次会のカラオケ大会と続き、真夜中に店に行きシャッターを開け売上金をチェックして明日に供える、という生活でどうやら年末を迎えることになりそうだ。

ディスプレイチェンジ

朝食:パン ヨーグルト パイナップル 紅茶

昼食:スカイラークランチ

夕食:焼肉


 昨日はショップ閉店後にいくつかのクリスマス商品の撤去を行う。飾り付けもシーズン終われば用のないもので、ディスプレイチェンジは必須なのだ。スタッフを手伝わせるのもかわいそうなので、イヴだというのに真夜中まで一人でサクサクと。

 今日は昼から息子に手伝ってもらい、一緒に店の内装チェンジ。結局息子は夜の7時ころまで手伝ってくれたが、あとは朝の4時半まで私一人で店内をクリスマスバージョンから正月バージョンへ変更する。なるほど、ショップ経営とはこういう仕事もあったんだと、それまで軽く考えていた自分にチョイ反省。

神戸ルミナリオ

朝食:ホテルの和朝食

昼食:北野坂途中のレストランでスペイン料理

夕食:新幹線の電車内の弁当

 午前中、神戸に移動する。北野の異人館へFUが行ったことがないというのでまずは異人館へ向うが、ちかくの目についたショップもチェックする。やはり神戸は雑貨屋が面白い。いくつかのショップを回って感じたことだが、関東の雑貨屋に比べて展開している商品のデザインやら色使いがモダンな感じがして今風だ。

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 ただセンスの良さはたった数軒のチェックでどちらに軍配を挙げるともいえないが、ひとつひとつをよく見ると東と西の差は感じることができる。北野坂を下り、大丸デパート周辺のショップをチェック。ものすごい人の数だ。神戸市が力を入れている
光のページェント、「ルミナリエ」が始まった。美しい光の迫力とロマンにちょっぴりと浸る。


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湯豆腐

朝食:ホテルの和朝食

昼食:湯豆腐

夕食:祇園「河村」


 よく晴れた気持ちのいい朝。窓のカーテンを全開にすると澄んだ空気に開いた冬の古都の街並みがガラスの向こうに広がっている。昨夜遅くなってから窓ガラスに細雪が横弄りに吹き付けていたようだが今朝はその雪もやんでカラリとした空気感にみちているようだ。

 早速タクシーで銀閣寺に向かう。薄雪は銀閣寺によく似合うはずだ。午前中の薄日を浴びて雪解けの水滴が木の葉の先から滴り落ちるなか、刷毛で白く薄っすらと刷いたかのような砂の庭を散策。凛とした気分にひたる。

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 暮れの寒さではないかのような薄っすらとした暖かさが漂っている気を感じる。哲学の道を歩いて南禅寺まで行く。聴松院で湯豆腐。張り出した板間で庭を眺めながら熱燗と湯豆腐で久しぶりにのんびりくつろぐ。腹ごなしに少し歩くつもりがなんだかものすごく歩いた気がする。二年坂、三年坂とぶらぶら進んで清水寺を参拝。みたらし団子で一服してから茶碗坂をゆるゆる下る。

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 タクシーで寺町に向かい、昨日目をつけていたアンティークの漆盆などを購入し、通りの雑貨ショップでいくつかの商材を買う。近くのコンビニで購入した重い荷物を宅急便にて送り、身軽になったところで祇園に出る。花見小路まで歩き「河村」で食事。予約もしていなかったが前回同様入店できて美味しい創作料理を堪能することができた。

 

京都で合流

朝食:パン2種 紅茶 ヨーグルト

昼食:新幹線の中で弁当

夕食:京都駅伊勢丹の中の豆腐料理屋で(湯葉しゃぶご膳)


 FUと京都へいく。京都駅構内のホテルグランヴィアにチェックイン。京都駅でみるたび、チョイ気になっていたのだがちょうど今回機会があったので予約してみた。部屋に入ると窓からの景観も眼前に迫った京都タワーの背景に京の山々がうっすらと雪化粧をしてとても美しい。一気に異空間に身を運んだんだという実感がわいてきて旅の気分が盛り上がる。


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 さっそく河原町三条にあるアンティーク屋「澤田」に向かう。ここのディスプレイはいつも素敵でインスパイヤーされてしまう。店内をじっくりと拝見してから、寺町通りにある近くのアンティークセンターをのぞき、購入予定を立ててから「大吉」でお茶する。

 この通りは時々店が代わっていてディスプレイに変化があり、その時々で参考になることが多い。旅館「俵屋」の前を通り最近賑わいを見せている近くの界隈をぶらぶら散策する。夕方、ホテルに戻りFUの友達とその彼氏との4人で伊勢丹デパートの豆腐料理屋で合流。以前この彼氏の手料理をごちそうになったことがあったのだ。このふたり、遠距離恋愛という関係で10年続いている。彼氏が定年になったら一緒に京都で暮らすプランだとかで安定した関係が見て取れる。ビールを飲み、かなり出来上がったところで河岸を変えて我々の部屋に移動して4人で酒宴。楽しく時間を過ごして10時過ぎのお開き。伏見の酒「桃のしずく」美味しい。


 

接客

朝食:サンドイッチ アンドーナツ チーズケーキ 紅茶

夕食:回転寿司(6皿

 

 久しぶりにゆっくりと午前中を過ごすことができてちょっと得した気分。やはり会社が休みということはこれだけ気を遣わないでいられるということの証拠だと思う。本業ゆえの本気度とは違い、ショップの方はまだまだスタートしたばかりなので結果を求めてはいない。それゆえ気が楽だ。

 昼から店に出て手伝っているとあっという間に午後になってしまう。一日たつのが早く感じる。閉店時間の8時になり店を閉める。平日と比べて日曜日の売り上げが少ない傾向だということがわかる。

 私が店にいるとお客様からのリクエストがいろいろとある。店の什器で使用しているシルバー製のアンティークシェルフが欲しいとか、銀のアンティークポットはないかとか、手作りのポットはどうしてないの?とかさまざまな問いかけが続く。こういうお客とのリアルな受け答えもなかなか楽しくて勉強になる。

ラッピング

朝食:トースト ジャム ヨーグルト 紅茶

昼食:カレー鴨南蕎麦

夕食:モツ焼き 蕨餅

 

 朝、スタッフ二人と店で待ち合わせをして一緒に浅草橋の卸業者のビルでラッピング教室に参加する。時間ギリギリに間に合い講習を受けるがやはりこれは習うより慣れたほうが早道という典型例。習熟するには家に戻り貰った教材で練習するしかない。私がショップを始めた理由の一つに直接お客と触れ合いたいという願望があった。そのためには私自身、客のさまざまなリクエストに応じられるラッピングにも習熟していたい。そう感じていたので今回はきちんとした包装の技術を勉強するいい機会だった。

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日の休店日に店の模様替えをすることにしているがそのアイディアで頭が一杯になる。正月らしいスタイルを少し考えながらディスプレイをしようと考える。つまりこういうことがショップ経営の楽しみでもあるのだ。

 
 ダイアナ・クラールがイギリスの歌手エルビス・コステロと結婚、その意外性にちょっぴりショック。


アーティスト

朝食:トースト バラのジャム ヨーグルト 紅茶

昼食:コンビニおにぎり2

夕食:チゲ鍋(キムチ、豆腐、豚肉)


 午前中から四谷へ行き、造花の卸店「東京堂」で商材の仕入れ。近くの駐車場に車を停めておいたのだが、3時間程度で駐車料金5千円取られた。高い!これなら仕入れがもっとできる金額。次回はもう少し考えよう。時間がないので隣のコンビニで買ったおにぎりを車の中で食べて次へ向かう。


 新宿で業者に教えてもらった「おかだや」という生地屋で帯の生地をゲットして箸のディスプレイ用に加工する予定。ここの店員さんはなかなかお客との対応が丁寧で詳しい。優秀。


 銀座へ行き、NKさんに久しぶりに会う。彼女の作っている革のバッグやらポーチ、美容師さん用のシーザーケースなどの展示会だ。何年ぶりだろう?NKさんに会うのは。相変わらず元気そうで彼女からちょっぴり元気の気を貰う。NKさんとはバンタンの雑貨コース卒業の打ち上げの際、教師に紹介されてからのお付き合いだ。自身で手作り小物のブランドを立ち上げているアーティストだ。ときどきHPを拝見させてもらい刺激を受けている。

 過去に数回二人きりでお酒を飲んだこともあったが、酒の強さでは到底彼女にかなわない。明け方、彼女の住む田園調布のアパートに送り届けるという以上の関係に発展しなかったのはどういうことだったのか理由は不明だ。来年の年明け早々会う約束をして一緒に私の店、「F」に来店を約束する。

 帰りは店に直行する。ディスプレイなどいろいろ明日の休みに工夫をするつもり。スーパーで食材を買い、家でチゲ鍋をつくり一人温まる。


 

久しぶりのカラオケ

朝食:デニーズで(とろろセットに納豆をトッピング)

昼食:渋谷「奥村」で天ざる蕎麦

夕食:カラオケ「シダックス」で鮨2,3個 ビール1杯 

 

 午前中に東京へ行き、青山のショップ数軒をチェックするが実際にショップを始めた眼と始める前とでは他のショップのディスプレイやら商品やら接客やらを見る目が自分でも違うことがわかり愕然とする。世の中にやってみなければわからないことは多いとは思うのだけれどなるほどこうも違うのかと納得させられる。


夕方会社に戻る。会社の仕事を終了後、長年在籍した社員が定年退職をするのでその送迎会をカラオケ屋で開催する。私の挨拶を終了後、出席者10人で遅くまで盛り上がる。久しぶりにカラオケで歌を唄うが、10年ぶりだ。


 

忙しくなる

朝食:トースト 薔薇ジャム 紅茶

昼食:牡蠣フライランチ トン汁

間食:タイヤキ2個 クッキー3個

夕食:干瓢巻き 本マグロ刺身 ハマグリの味噌汁 塩ラッキョ 焙じ茶


 「F」の開店後3日目にして初めての定休日。少しのんびりできるが、それでも会社のほうはがんがんと営業中。私が会社を休むわけにも行かない。むしろショップの定休日にこそ会社のいろいろな用事を入れるのでむしろ忙しいという現象が起きる。結局、私の休日はないことになる。なので、少しずつ仕事を分散させるように考えることにする。

 午前中退職希望者との面談。昼から例の宗教勧誘のために偽装入社した連中のために労働基準局で説明。午後業者と打ち合わせと息つく暇もない。会社が終わってから久しぶりに大型スーパーマーケットによって食品を買い込む。ブックショップで雑誌を数冊買い、ビデオを借りる。話題の「24」、新作なので2泊3日で観なければならないがこの忙しさで観ることができるのか疑問だ。でも忙しいからこそ観たいと思ってしまう。忙中閑あり?息抜き?気分転換?とにかく、今までのようにのんびりしてはいられない。まずは落ち着くまでこのパターンが続くのだ。

 

お店屋さん

朝食:トースト フーケのジャム レタスとアスパラのサラダ 紅茶

昼食:近くのすし屋で散らし寿司

夕食:レトルト食品(ビビンバ) 塩ラッキョ アイスクリーム2個 モツ鍋


 昼にFUとその友達が来店したので一緒に近くのすし屋で食事。今月の末にFUと一緒に京都に行くことを計画していたのだ。前回、彼女の自宅でその彼氏という人の手料理をご馳走になった。京都が実家の彼氏と現地で4人で落ち合うことにした。そのときはよろしくとFUと共に旅行を愉しみにする。


 さて、ショップ「F」を立ち上げてから3日が過ぎたが、3日間共に売り上げも予想より良くて思わず、「お店屋さんって楽しいね」と従業員の彼女たちに口走ってしまう。しかしそう感じているのは事実で、経営者であるわたしが楽しくしていることは彼女たちにしても好ましく映るはず。当たり前のことだが、それぞれの人がそれぞれの個性を持っていて一緒に働けるということも同時に楽しい。

 しかし、ショップ経営の一番の楽しみは自分が選んだ商品を、私と同じ感性でお客様が選び取ってくれて購入してもらえるということだ。星の数ほどある他店や商品群の中から私の店の商品を選んでもらえたという喜びだろう。ただし私の生活ペースは今までとガラリと違ってしまったようで、早く慣れたいと思う。どうにも腰が落ち着かないのだ。

 

二足の草鞋

朝食:トースト ブルーベリージャム キャベツのコールスローサラダ

昼食:家で残り物のチマキをチンして 鯵の開き

夕食:とんこつラーメン

 

 とにかく忙しい。忙しいとは心が亡ぶと書くなどといっている場合ではない。することがどんどん次から次へと出てきて時間が足りない。のんびりしていたときが懐かしい。

 だがそれが嫌かと聞かれればそうでもないと答える自分がいる。自分のしたいことをやっているのだからストレスもたまらないということなのだろう。家で冷凍しておいたチマキをチンして口に放り込み、会社と店の両方を二足の草鞋よろしくせわしなく行き来する。


ショップ・オープン

朝食:デニーズで朝食セット

昼食:デニッシュパン(シナモン)

夕食:天丼 イサキの刺身

 

 いよいよ我がショップの開店。だが雨だ。とはいえどうにかこうにかここまでこぎつけて後はお客様しだいということだがなんと初日からかなりの来客がありうれしい悲鳴。

 午前中はつり銭が不足していたので銀行まで走り、午後は包装紙が不足していたので津田沼まで買いに走りというなんとも忙しい一日。終日ショップにかかりっきりだったが今後はショップと会社との間を行ったりきたりで、しばらくはこの忙しい生活が続きそう。

 とくに宣伝をしたわけでもないのだが、本日の売り上げは予想を上回る。ホッとする。

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